【閲覧は1話視聴後推奨】2015年春アニメ ニンジャスレイヤーについて語る(4話時点) 【、いいね?】
どうも、エアロです。
2015年春アニメ、どの作品もあらかた折り返し地点に差し掛かってきましたね。
皆さん、だいたいもう視聴するタイトルが固まってきたことでしょう。
面白いと感じた、自分好みのキャラデ・世界観だ、好きな声優さんが出演している、折角1期観たんだから2期も観よう、なんだか気になって観ている、などなど、色んな理由でそのアニメを視聴しているのだと思います。
しかし、逆に言えば、切った作品もそこそこあるのではないですか?
思い出してください、1、2話で切ったあのアニメたちのことを。そして、そのおぼろげな記憶の中に↓こんなものはありませんでしたか・・・?
そう、「ニンジャスレイヤー フロムアニメイシヨン」です。
今ブラウザバックしようとしたそこのアナタ、少し待っていただきたい。
前置きが長くなりましたが、というわけで、ニンジャスレイヤーを視聴した感想などを語っていきたいと思います。
ニコニコ生放送にて初めて1話を観たとき、頭が混乱して事態が全く把握しきれませんでした。なんだこれは?さっきまで自分が観ていたものはなんだったのか?
しばらくして冷静さを取り戻していく内に、自分の中でこの作品に対する憤りがふつふつと湧いてきていることに気が付きました。
画面がバリバリ動きまくる超絶ニンジャアクションバトルを期待していたのに、出されたものはあからさまに手抜きのフラッシュアニメだったのです。
制作会社であるトリガーは私の大のお気に入りだったため、ショックは相当大きかった…。
その日私は悲しみにくれ、枕を濡らしながら眠りにつきました。
さて次の日、ニコ動を開くとニンジャスレイヤー1話が無料配信されているではありませんか。蘇る忌々しい記憶に思わず顔をしかめましたが、「どんなコメントがついているだろうなー」と思い、興味本位で動画を視聴することにしました。
「あーあー・・・冒頭からコメント荒れてるなぁ・・・」
~13分後~
「アレ?以外と面白い?」
驚いたことに、初見時に抱いたものとは真逆の感想を得たのです!
「いや、勘違いに決まってる。ただ単にコメントが面白かっただけだ!コメントなしじゃ、きっと観れたモンじゃないぞ。」
そう自分に言い聞かせ、コメントをOFFにし間髪入れずにリピートするをクリックしました。
~13分後~
「忍殺は覇権、いいね?」
そこからはもう止まりませんでした。4周、5周、7周、10周、20周・・・
観るたびにその魅力を爆発的に増していく。それがこのアニメイシヨンの神髄だったのです。
妻子をニンジャに殺された男の復讐劇という重苦しいストーリーでありながら、忍殺語と呼ばれる独特な文体と、外国人から見た間違った日本観の極地のような世界観によって重苦しさを全く感じさせないという、恐ろしく繊細に、かつ大胆に構築された「ニンジャスレイヤー」という作品。
その雰囲気をアニメとして一番効果的に再現する手法、それが「フラッシュアニメ」だったのではないでしょうか。
はじめは安っぽいと感じたフラッシュ部分も、ニンジャスレイヤー フロムアニメイシヨンを形作る上で重要な役割を果たす画期的な表現として認識した途端、まるで自分の知らない間に子どもが大きく成長していたかのような感慨深さを感じました。子どもなんていないけど
制作スタッフのワザマエに、心から敬意を表します。
1~4話の感想を書こうと思ったのですが、忍殺という作品の魅力を語り過ぎて少し文章が長くなってしまいましたね。気が向いたらそっちも書こうと思います。
最後に、1話でニンジャスレイヤーを切ってしまったという方へ。
そのお気持ちは痛いほど分かります。ただ、先入観を捨ててもう一度このアニメをご覧になってみてください。それからでも評価を下すのは遅くないと思います。
サヨナラ!